ROAD TO やいま2021-01-15T03:16:25+09:00八重山の島々に想いを巡らせる日々
JUGEM南島焼http://kuroshima.jugem.jp/?eid=1002007-01-22T12:41:42+09:002007-01-23T01:09:45Z2007-01-22T03:41:42Z
その窯元は川平の山奥にありました。
南国の生き物たちをモチーフに
独特の世界を表現する、
「南島焼」の窯元です。
作者である奈美さんは、
こ...ししにぃ石垣島
その窯元は川平の山奥にありました。
南国の生き物たちをモチーフに
独特の世界を表現する、
「南島焼」の窯元です。
作者である奈美さんは、
この地を一人で開拓、
この焼き場も一人で造り上げました。
石垣市街のギャラリーで行われる
個展への出品作品の製作、
全国から届く特別注文の製作に追われる中、
奈美さんは私たちを優しく迎えてくれました。
しばしの時間、見学し、
出品作品である可愛い茶わんを手に取る彼女に、
「よろしければ原価でお譲りしますよ」
との嬉しい言葉。
川平の山奥で生まれた作品が、
今夜も、島の想い出とともに食卓に並びます。
奈美さん、ありがとうございました。]]>一期一会http://kuroshima.jugem.jp/?eid=992007-01-21T10:11:45+09:002007-01-21T01:11:45Z2007-01-21T01:11:45Z
石垣島白保。
民宿マエザトの古い掛軸。
この掛軸のもと、
旅人が、島人が集います。
この掛軸を見るたび、
この場所で出会った全ての人たち、
...ししにぃ石垣島
石垣島白保。
民宿マエザトの古い掛軸。
この掛軸のもと、
旅人が、島人が集います。
この掛軸を見るたび、
この場所で出会った全ての人たち、
この場所でみつけた全てのことを、
この場所が八重山の源であることを、
ひとつひとつ大切に思い返し、
感謝します。
「すぐ帰ってくればいいさ。気を付けて!」
大きな荷物を背負った青年を見送ります。
「こんにちは!よろしく。」
少し、はにかみながらカップルが到着しました。
今夜も、
この掛軸のもと、
旅人が、島人が集います。
新たな出会いの中、
飲んで語って笑って飲んで、
マエザトの夜が更けていきます。]]>新離島桟橋http://kuroshima.jugem.jp/?eid=972007-01-19T10:57:43+09:002007-01-19T02:09:31Z2007-01-19T01:57:43Z
新たな夢を演出する舞台が整いました。
青い空と海に映える純白の建物は、
延べ床面積5239?。
1月30日、
新たな離島への玄関口として、
...ししにぃ石垣島
新たな夢を演出する舞台が整いました。
青い空と海に映える純白の建物は、
延べ床面積5239?。
1月30日、
新たな離島への玄関口として、
新離島桟橋がオープンします。
広い待合室で何が語られるのか。
新設された2階展望デッキで手を振る人が
何を見るのか。
これまでの様々な物語が染み込んだ、
古い桟橋との共演は、
島人や旅人にどんな夢を魅せてくれるのか。
新しい桟橋から新しいときを乗せて、
船が走りだす春は
すぐそこです。
]]>牧草ロールhttp://kuroshima.jugem.jp/?eid=962007-01-18T12:31:23+09:002007-01-18T03:31:23Z2007-01-18T03:31:23Z
黒島、県道213号線の朝。
目の前には、
南の離島とは思えない、
牧歌的な風景が広がっていました。
白いビニールで包んだ牧草ロール。
その...ししにぃ黒島
黒島、県道213号線の朝。
目の前には、
南の離島とは思えない、
牧歌的な風景が広がっていました。
白いビニールで包んだ牧草ロール。
そのひとつひとつに、
島民の牛への愛情が詰まっています。
乳酸発行をうながし、
乾牧草に比べて栄養分が高くなると言われる
ラップサイレージ。
そんなふうに
手間ひまかけて育て上げた牛たちは、
エメラルドブルーの海とともに、
この島の自慢です。
やわらかい風が雲を流していました。
今日ものどかな、
黒島の一日が始まりました。
]]>ゆんたくhttp://kuroshima.jugem.jp/?eid=932007-01-17T10:00:56+09:002007-01-17T01:00:56Z2007-01-17T01:00:56Z
今夜も始まりました。
ひるまからビーチャーぎみだった
島の名物おじぃが誘います。
ひとり、またひとりと立ち上がれば、
見よう見まねでカチャーシが始まりました。...ししにぃ黒島
今夜も始まりました。
ひるまからビーチャーぎみだった
島の名物おじぃが誘います。
ひとり、またひとりと立ち上がれば、
見よう見まねでカチャーシが始まりました。
耳に心地いい三線の音に乗って
心に響く島唄に乗って
おじぃの可愛い笑顔が弾けます。
時計は9時20分。
黒島、東筋の食事処「うんどうや」の夜は
これからが本番です。
飲んで歌って踊った汗を、
外の島風にさらしてもう一杯。
「この夜のために帰ってきた。」
そう心でつぶやいてもう一杯。
すでに飽和状態なはずのからだに
請福がどんどん滲みこむ夜でした。
中から叫ぶように呼ぶ声が聞こえます。
面倒そうなフリをしても、
顔は満面の笑みのまま。
足取りも軽く、
また店のドアを開けました。
]]>しまんちゅhttp://kuroshima.jugem.jp/?eid=882007-01-16T09:13:14+09:002007-01-16T01:41:16Z2007-01-16T00:13:14Z
石垣島、離島桟橋の朝。
あっという間に小魚が集まってきました。
少し不安げな わが子に話をしながら、
魚たちより派手な服を着た島んちゅが、
海にえさを撒いてい...ししにぃ石垣島
石垣島、離島桟橋の朝。
あっという間に小魚が集まってきました。
少し不安げな わが子に話をしながら、
魚たちより派手な服を着た島んちゅが、
海にえさを撒いていました。
こんな朝を楽しめる日々の中で、
やさしい父の腕の中で、
この子がどんな島んちゅに育っていくのか、
楽しみであり、
羨ましくも思えるひとときでした。
そんな中で育った
島んちゅたちに迎えられるこの旅が、
こんなシーンから始まったことが、
とても嬉しく思えた朝でした。
2006年12月。
ヒゲ面の島んちゅとその服、
たくさんの小魚たち、
そして離島桟橋の海の青さをのぞき見て、
八重山に帰って来られたことを、実感できた朝でした。]]>島じょーりhttp://kuroshima.jugem.jp/?eid=922007-01-15T09:24:35+09:002007-01-15T00:24:35Z2007-01-15T00:24:35Z
手彫りの島じょーり。
去年の夏、
身の周りで起きた、さまざまなことに惑わされて、
八重山にさえも背を向けていたとき、
石垣島在住のブログ仲間「石垣島から」のhaibiさんが、
...ししにぃ八重山
手彫りの島じょーり。
去年の夏、
身の周りで起きた、さまざまなことに惑わされて、
八重山にさえも背を向けていたとき、
石垣島在住のブログ仲間「石垣島から」のhaibiさんが、
まだ知り合って間もない私に作り、贈ってくれた、
手彫りの島じょーりです。
この贈りものが、
そのとき、どれほど嬉しかったことか。
そのまごころに、
どれほど助けられたことか。
そしてこの冬、
また八重山に帰ることができたと実感できた、
竹富の浜で
初めて、この贈り物を履きました。
ミンサー織のしるしが、ISHIGAKIの文字が、
足の裏にとても心地よく伝わって来ました。
青い海を青く感じる、
このときをくれたhaibiさん、
本当にありがとうございました。]]>あがりすじhttp://kuroshima.jugem.jp/?eid=892007-01-14T12:11:52+09:002007-01-17T01:06:35Z2007-01-14T03:11:52Z
海へと続く道を歩いた、
黒島、東筋の静かな朝。
凛とした中にも
八重山の優しさが滲む風に、
木々の葉がそよぐ朝を、
独り占めして歩きました。...ししにぃ黒島
海へと続く道を歩いた、
黒島、東筋の静かな朝。
凛とした中にも
八重山の優しさが滲む風に、
木々の葉がそよぐ朝を、
独り占めして歩きました。
少し陽が高くなったころ、
遠くで聞こえていた牛の声が高くなりました。
3000頭のうちの3頭に
まず朝ごはんです。
おばぁが持つわらの束に、
牛たちがゆっくりと集まってきました。
いつものように
八重山の一日が始まりました。
2006年5月。
ここが黒島であることを実感できた
少しぜいたくな朝でした。
]]>プズマリhttp://kuroshima.jugem.jp/?eid=902007-01-13T10:17:25+09:002007-08-18T02:14:47Z2007-01-13T01:17:25Z
まったいらな黒島の、
一番高い場所にのぼりました。
薄い島ぞうりの底から、
硬くとがった岩たちが
話しかけてくるように揺れ動く、
ごつごつしたサンゴ石灰岩積みの
火番盛跡をのぼりました。
海抜13.7mのいただきに上がれば、
琉球王朝の民も見た...ししにぃ黒島
まったいらな黒島の、
一番高い場所にのぼりました。
薄い島ぞうりの底から、
硬くとがった岩たちが
話しかけてくるように揺れ動く、
ごつごつしたサンゴ石灰岩積みの
火番盛跡をのぼりました。
海抜13.7mのいただきに上がれば、
琉球王朝の民も見たはずの
宮里海岸と八重山の海が、
今もそのままに、青く静かに広がっていました。
長い永い時間に思いを馳せ、
少し弧を描く水平線の先に
700年もの歳月を探しました。
]]>ひでにぃhttp://kuroshima.jugem.jp/?eid=842007-01-09T09:22:56+09:002007-09-02T05:02:06Z2007-01-09T00:22:56Z
石垣島、民宿マエザトの大黒柱。
秀にぃは元気でした。
その笑顔から、
昨秋、病に倒れた姿は想像も出来ません。
このひとと、この宿によって
深く八重山に嵌ったことを...ししにぃ石垣島
石垣島、民宿マエザトの大黒柱。
秀にぃは元気でした。
その笑顔から、
昨秋、病に倒れた姿は想像も出来ません。
このひとと、この宿によって
深く八重山に嵌ったことを知る彼女は、
この旅の最終日、最後の時間を、
民宿マエザトで過ごすことを勧めてくれました。
急な訪問にも関わらず、
秀にぃはハンドルを握ると、クルマを走らせ平久保へ。
長く楽しいドライブの最後は、
想い出の海岸をランドクルージングです。
いつの間にか
浜に伸びる影が長くなり、
そして、
白保海岸の雑木林に陽が沈みました。
石垣空港へ行かなければならない夜が来るまで、
マエザトの居間で飲みました。
シマに酔い、
話に酔い、
秀にぃの笑顔に酔いました。
見たくもない掛け時計を
何度も何度も横目で見ながら、
つくり笑顔で飲みました。
秀にぃ、ありがとうございました。
またすぐに帰りますね。
]]>おみやげhttp://kuroshima.jugem.jp/?eid=862007-01-08T10:53:56+09:002007-01-08T01:53:56Z2007-01-08T01:53:56Z
怪しい色のレンタカーを飛ばして向かった、
空港近くのスーパー「MaxValu」。
ここで、おみやげの買出しです。
マースとソーキ、アーサーとカレーにもずく・・・etc
忘れていけな...ししにぃ石垣島
怪しい色のレンタカーを飛ばして向かった、
空港近くのスーパー「MaxValu」。
ここで、おみやげの買出しです。
マースとソーキ、アーサーとカレーにもずく・・・etc
忘れていけない八重山そば。
カゴはあっと言う間にいっぱいになりました。
レジの近くでは
有りえないほど安価の「請福」が誘います。
宅配便の時差を嫌い、
「持てるだけ」と決めてまたカゴへ。
自分たちへのみやげは
島々で買った小物と、たくさんの想い出。
そう決めて入ったスーパーで、
魔物に取り付かれてしまった午後でした。
]]>たよりhttp://kuroshima.jugem.jp/?eid=812007-01-05T10:15:46+09:002007-01-07T07:35:14Z2007-01-05T01:15:46Z
おじぃは三線を弾く手を止めて笑いました。
「黒島では住所はいらんからよ〜」
「郵便番号とあだ名で大丈夫さぁ」
「907の1311石油王…なら、
ほらあそこで飲んでるガソリンスタ...ししにぃ黒島
おじぃは三線を弾く手を止めて笑いました。
「黒島では住所はいらんからよ〜」
「郵便番号とあだ名で大丈夫さぁ」
「907の1311石油王…なら、
ほらあそこで飲んでるガソリンスタンド屋。」
「907の1311のぶまぁ…なら、
あそこの酔っ払ったヒゲのおじぃ」
「沖縄県八重山郡竹富町黒島なんていらんよ。
沖縄県黒島で大丈夫さぁ」
「沖縄県黒島で、のり兄ぃって言えばこいつさぁ」
メガネの奥の優しい目が印象的な
三線自慢のおじぃは
黒島の郵便局長さんでした。
「島に住んでる200人なら任せな」
そう言って笑うとまた三線に手を伸ばしました。
今年のお正月もまた、
全国からの便りを乗せて
赤いバイクがハートの島を走りました。
みなさんのもとにも、
暖かい便りはとどきましたか?
遅れましたが、
あけまして、おめでとうございます。
今年もみなさんにとって良い年になるよう、
心からお祈りしています。
本年も懲りることなくお付き合い下さい。
宜しくお願い致します。
]]>静寂http://kuroshima.jugem.jp/?eid=792006-12-29T10:31:02+09:002006-12-29T01:30:37Z2006-12-29T01:31:02Z
島に灯りがともりました。
竹富発、17時45分。
最終の船が港を離れると、
街は静寂に包まれました。
そこには、
牛車もなく、
自転車も走っていない、
もの静かな竹富島がありました。
だいだい色ににじむ美しい夜景の中、
二人の影が、白砂に浮かびます...ししにぃ竹富島
島に灯りがともりました。
竹富発、17時45分。
最終の船が港を離れると、
街は静寂に包まれました。
そこには、
牛車もなく、
自転車も走っていない、
もの静かな竹富島がありました。
だいだい色ににじむ美しい夜景の中、
二人の影が、白砂に浮かびます。
どこからか聞こえてくる三線の音色に、
芳醇なシマ酒の余韻に、
一緒に歩く砂道の音に、
いつまでもずっと酔っていたい、
竹富ならではの夜でした。]]>10.5mhttp://kuroshima.jugem.jp/?eid=782006-12-27T09:44:22+09:002006-12-28T05:15:34Z2006-12-27T00:44:22Z
西集落の赤山丘に立つ「なごみの塔」。
白砂の道のかなたに、その塔はありました。
青空に向かう
不自然なほど急傾斜の階段が
旅心を誘います。
いただきの海抜は10.5m。
しかし、どこまでも平坦な竹富島を見渡すには、
それで十分でした。
これまで何度...ししにぃ竹富島
西集落の赤山丘に立つ「なごみの塔」。
白砂の道のかなたに、その塔はありました。
青空に向かう
不自然なほど急傾斜の階段が
旅心を誘います。
いただきの海抜は10.5m。
しかし、どこまでも平坦な竹富島を見渡すには、
それで十分でした。
これまで何度も見てきた景色が、
このとき、
まるで違うものに見えました。
遠く八重山の青い海をバックに、
眼下に広がる赤瓦の街並みは美しく、
白砂の道とあいまった情景に
感動さえおぼえました。
またひとつ、
お気に入りの島が増えました。
※当ブログのテンプレートは同所、同アングルの夜景です。]]>島男http://kuroshima.jugem.jp/?eid=702006-12-26T09:28:40+09:002006-12-26T00:27:24Z2006-12-26T00:28:40Z
そのひとは遠くからでもすぐに分りました。
そのひとはいつも這いつくばっていました。
そのひとはいつも何かを探していました。
島のわずかな表情の変化をも逃さぬように
左手はいつもカメラのボディにありました。
それが浜のノラ猫であれ、
花に誘われた虫で...ししにぃ八重山
そのひとは遠くからでもすぐに分りました。
そのひとはいつも這いつくばっていました。
そのひとはいつも何かを探していました。
島のわずかな表情の変化をも逃さぬように
左手はいつもカメラのボディにありました。
それが浜のノラ猫であれ、
花に誘われた虫であれ、
たとえば砂の中の足跡でも、
あなたの前ではそのすべてがモチーフとなりました。
あなたはそのすべてに話しかけながら、
ファインダーを覗きます。
八重山の情景が切り取られる小気味いい音が、
また、風の中に響きました。
竹富の夜、
何年も前からの大切な友達のように、
シマを酌み交わしながら、
あなたは壊れるまで話してくれました。
そして、あなたの前では誰もが笑顔となりました。
「ありがと! ほんまにありがとう。」
あなたは別れ際、
そのからだをいっぱいに使って
きたないタオルを両手で振り続けてくれました。
ありがとう。
あなたにはまた会えるような気がします。
だからあなたに伝えるのは
感謝のことばだけにしておきます。
本当に・・・
いや、ほんまに・・・
ありがとうございました。
]]>