あがりすじ
2007.01.14 Sunday
海へと続く道を歩いた、
黒島、東筋の静かな朝。
凛とした中にも
八重山の優しさが滲む風に、
木々の葉がそよぐ朝を、
独り占めして歩きました。
少し陽が高くなったころ、
遠くで聞こえていた牛の声が高くなりました。
3000頭のうちの3頭に
まず朝ごはんです。
おばぁが持つわらの束に、
牛たちがゆっくりと集まってきました。
いつものように
八重山の一日が始まりました。
2006年5月。
ここが黒島であることを実感できた
少しぜいたくな朝でした。