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八重山の島々に想いを巡らせる日々
民宿みやら
2006.12.18 Monday
夏の夜、主役であるはずの
バーベキューテーブルもひっそりと、
シーズンオフの「みやら」の夜が始まりました。
沖縄から建築の仕事で来ているひとたち、
神奈川から2週間の離島講習に来ている研修医、
名古屋から来ている釣り仲間。
12月のゆんたくは静かに始まり、
深夜、赤ら顔の宿のおじぃの話で終りました。
窓を開け放した部屋の中で、
手のひらに残るバイクの振動の余韻を楽しみつつ、
泡盛の酔いも手伝って、
明日の晴天を祈る間もなく、
深い眠りに落ちました。
遠く、八重山の海を望む部屋で過ごし、
初めての小浜を満喫した1日が
心地よい夜風の中で終りました。
宝物
2006.12.17 Sunday
東細崎手前の草むらを抜けると、
静かに海が広がっていました。
誰もいない波打ち際で、
さざなみの言葉に耳を傾けました。
刺すような真夏の陽射しとは違う、
優しい陽だまりの中、
12月の八重山が沁みこんできました。
海風に乗って声が届きました。
遠くを見ると、
ビーチコーミングに夢中の彼女が手招きします。
何か見つけたようです。
わざと波打ち際を走る自分が恥ずかしくも嬉しい、
小浜のひとときがそこにありました。
たからものがみつかりました。
道のかなた
2006.12.15 Friday
彼女のブレーキランプに合わせて、
小浜島の小高い丘の上の道端に
バイクを止めました。
遠く石垣島を浮かべる八重山の海が
鮮やかなグラデーションを奏で
青く輝いて見えました。
白波を伸ばして進む船に、
今しがた覚えた船旅の感動を重ね、
八重山の風を思いきり吸い込んで
またキーを回しました。
地図なんていりません。
小浜島の知らない道を、
時が止まることを祈りながら、走り続けました。
接岸
2006.12.13 Wednesday
エンジンの音が小さくなりました。
30分の船旅が終わるころ、
青い海を湛える小浜港が優しく迎えてくれました。
はやる気持ちを抑えながら
ゆっくりと船を出て、
桟橋に渡る瞬間を楽しみました。
迎えのクルマを探して、
宿の人との笑顔の挨拶を楽しみました。
「おつかれさま」
「こんにちは!」
重いはずの荷物さえ軽く感じる、
このひとときが大好きです。
青空
2006.12.10 Sunday
名前も無いのかも知れない、
小浜島の小さな浜で、
貝を拾う彼女の姿を遠くに見ながら、
空を見上げました。
そこには何のけがれもない、
何のことばもいらない、
真っ青な空が広がっていました。
もう何も考える必要はありません。
天気予報はみごとにはずれました。
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