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≪八重山ライブカメラ≫ 黒島港周辺
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石垣空港周辺 石垣真栄里
石垣真栄里
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八重山の島々に想いを巡らせる日々

ROAD TO やいま

牧草ロール

         黒島、県道213号線の朝。

         目の前には、
         南の離島とは思えない、
         牧歌的な風景が広がっていました。

         白いビニールで包んだ牧草ロール。
         そのひとつひとつに、
         島民の牛への愛情が詰まっています。
         乳酸発行をうながし、
         乾牧草に比べて栄養分が高くなると言われる
         ラップサイレージ。

         そんなふうに
         手間ひまかけて育て上げた牛たちは、
         エメラルドブルーの海とともに、
         この島の自慢です。

         やわらかい風が雲を流していました。
         今日ものどかな、
         黒島の一日が始まりました。

| 黒島 | 12:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
ゆんたく

         今夜も始まりました。
         ひるまからビーチャーぎみだった
         島の名物おじぃが誘います。

         ひとり、またひとりと立ち上がれば、
         見よう見まねでカチャーシが始まりました。
         耳に心地いい三線の音に乗って
         心に響く島唄に乗って
         おじぃの可愛い笑顔が弾けます。

         時計は9時20分。
         黒島、東筋の食事処「うんどうや」の夜は
         これからが本番です。

         飲んで歌って踊った汗を、
         外の島風にさらしてもう一杯。
         「この夜のために帰ってきた。」
         そう心でつぶやいてもう一杯。
         すでに飽和状態なはずのからだに
         請福がどんどん滲みこむ夜でした。

         中から叫ぶように呼ぶ声が聞こえます。
         面倒そうなフリをしても、
         顔は満面の笑みのまま。
         足取りも軽く、
         また店のドアを開けました。
| 黒島 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
あがりすじ

         海へと続く道を歩いた、
         黒島、東筋の静かな朝。

         凛とした中にも
         八重山の優しさが滲む風に、
         木々の葉がそよぐ朝を、
         独り占めして歩きました。

         少し陽が高くなったころ、
         遠くで聞こえていた牛の声が高くなりました。

         3000頭のうちの3頭に
         まず朝ごはんです。
         おばぁが持つわらの束に、
         牛たちがゆっくりと集まってきました。

         いつものように
         八重山の一日が始まりました。

         2006年5月。
         ここが黒島であることを実感できた
         少しぜいたくな朝でした。


| 黒島 | 12:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
プズマリ


まったいらな黒島の、
一番高い場所にのぼりました。

薄い島ぞうりの底から、
硬くとがった岩たちが
話しかけてくるように揺れ動く、
ごつごつしたサンゴ石灰岩積みの
火番盛跡をのぼりました。

海抜13.7mのいただきに上がれば、
琉球王朝の民も見たはずの
宮里海岸と八重山の海が、
今もそのままに、青く静かに広がっていました。

長い永い時間に思いを馳せ、
少し弧を描く水平線の先に
700年もの歳月を探しました。





 
| 黒島 | 10:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
たより

       おじぃは三線を弾く手を止めて笑いました。
       「黒島では住所はいらんからよ〜」
       「郵便番号とあだ名で大丈夫さぁ」
       「907の1311石油王…なら、
         ほらあそこで飲んでるガソリンスタンド屋。」
       「907の1311のぶまぁ…なら、
         あそこの酔っ払ったヒゲのおじぃ」
       「沖縄県八重山郡竹富町黒島なんていらんよ。
         沖縄県黒島で大丈夫さぁ」
       「沖縄県黒島で、のり兄ぃって言えばこいつさぁ」
       メガネの奥の優しい目が印象的な
       三線自慢のおじぃは
       黒島の郵便局長さんでした。
       「島に住んでる200人なら任せな」
       そう言って笑うとまた三線に手を伸ばしました。

       今年のお正月もまた、
       全国からの便りを乗せて
       赤いバイクがハートの島を走りました。

       みなさんのもとにも、
       暖かい便りはとどきましたか?

       遅れましたが、
       あけまして、おめでとうございます。
       今年もみなさんにとって良い年になるよう、
       心からお祈りしています。
       本年も懲りることなくお付き合い下さい。

       宜しくお願い致します。




| 黒島 | 10:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
明日。 −ROAD TO 黒島 38−


ROAD TO 黒島。
やっと辿り着けそうです。

短い旅ですが、
その短い時間は、
何より大切な宝物です。

青すぎる海と、
きれいな魚たちと、
静かな何もない島と、
八重山の時間に包まれる幸せが
そこにはあります。

至福のときに癒されに、
遂に明日、帰ります。
| 黒島 | 11:15 | comments(0) | trackbacks(9) |
いよいよ。 −ROAD TO 黒島 37−


黒島、仲本海岸の午後。

自転車を降りて
汗ばんだ体を海風にさらします。

シュノーケルセットを片手に
東屋から見渡せば、
潮が引いたイノーには
ワタンジに区切られて
大きな水溜りがいくつもできていました。

そのどれもが美しい水族館であり、
私たちの宝物であり、
魚たちの楽園です。

彼女が待ちきれずに
Tシャツを脱げば、
それが、
ため息が出るような
青い世界に降りて行く合図です。

いよいよです。

| 黒島 | 08:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
花束 −ROAD TO 黒島 36−


黒島、仲本海岸。

僕が用意した花束は
大きなアオサンゴに
ルリスズメダイをトッピングした特製品。

さっきから
夢中で魚たちを追いかける彼女が
僕に気付くまで、
一生懸命手招きしました。

僕が差しだす両手の先に
広がるサンゴの束を見て、
メガネに写る珊瑚の後ろで、
彼女の瞳が微笑みました。


何もない島、黒島に
次のプレゼントを探しに行く日まで、
あと36日。

何もない島、黒島は
僕らにとって、
いつでも大切な、宝の島です。

| 黒島 | 10:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
礁湖 −ROAD TO 黒島 35−


竹富の西、黒島の北に広がる
八重山の「宝箱」。
珊瑚と魚の「宝庫」、
それがここ、「石西礁湖」です。

後で島人に言われました。
「ヤイマの中でいっちばんきれいさぁ」と。

だから、
波照間ブルーもパナリの海も
知らない僕たちが
溺れそうになるほど興奮したのは
言うまでもありません。

ここが八重山であることを
五感で実感できる
そんな海に巡り合えたことが
無性に嬉しく思えました。

シュノーケリングしている自分たちが、
ダイバーになったかと思えるほど、
珊瑚の種類も美しさも
魚影の濃さも美しさも
何もかもが最高の海でした。
| 黒島 | 08:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
アンガマ −ROAD TO 黒島 33−


「エイサーシーガルチャービタル〜♪ヘイッ♪」

旧盆の夜、東筋集落の民家を前で、
異様ないでたちの集団は
声、高らかに唄いはじめました。

石垣島のアンガマと違って、
ンミー・ウシュマイのお面を被った主役はいません。
ムイチャーを着て、花笠をかぶり、
タオルを巻いてサングラスをかけたみんなが主役です。
「みんながアンガマ(仏)となって、
 ご先祖を慰めに来ました。
 家を上げて歓迎して下さいよ。」
そんな気持ちを供えるために
踊り、唄い、酒をもらって酌み交わします。
家のあるじを庭に下ろしてカチャーシーを踊って
また次の家へ。
そして次の集落へ。

「えいさー、しーがる、ちゃぁびたる〜♪ヘイッ♪」

先祖を敬いつつも、
石垣島のそれとは違って、
楽しくのどかな、
どことなくエイサーの香りも漂う、
アンガマさえも黒島らしい・・・

8月、旧盆の夜でした。

| 黒島 | 11:29 | comments(0) | trackbacks(0) |