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≪八重山ライブカメラ≫ 黒島港周辺
黒島港周辺 新川より竹富方向
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石垣空港周辺 石垣真栄里
石垣真栄里
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八重山の島々に想いを巡らせる日々

ROAD TO やいま

帰港




           ボボボボ・・・ボボボボ。

           けたたましかったエンジン音が、
           静かに時を刻み始めたころ、
           船が造りだすさざ波が、
           青すぎる港に、白い模様を作りました。

           やいま黒島。

           この島ならではの、
           ターコイズプルーの鮮やかな波間に、
           やいまの光が反射します。

           白い桟橋に友の顔を捜しながら、
           肩にかける重いはずの荷物の軽さが不思議でした。

           島に降りる前に、
           友に会う前に、
           宿に向かう前に、
           そのまま飛び込んでしまいたい、

           梅雨明けの紺碧の空と、
           その青さを競い合う、
           何よりも会いたかった、
           そんな海が、

           満面の輝く笑顔で、
           帰島を迎えてくれました。


| 黒島 | 23:01 | comments(20) | trackbacks(0) |




            失った大きな夢と、
            失った大切な時を取り戻すため、

            この島へ帰るため、
            この道に立つために、

            もう一度、歩き始める、
            そんな準備をしようと思います。



            ROAD TO やいま。

            その道程は厳しくとも、
            夢を叶えるべく、
            もう一度、
            歩いてみようと思います。

            この島に帰るため、


            この白砂の道に立つために。






| 八重山 | 18:49 | comments(27) | - |
丘の光
 
          目前に、石垣ブルーが広がりました。

          宝物を探すように丘の小路を登っていると、
          目の前に島の夏が現れました。
          目の前にやいまの青が広がりました。



          白いさざ波に区切られたリーフの外と内側に
          創造の意図さえも感じる、
          色具では表現できるはずもない、
          美しい青色の数々に言葉を失い佇みました。


          石垣島、玉取崎展望台。
          写真でよく見る伊原間湾の風景が、
          真っ白な雲をたずさえて
          島の緑とあいまって、
          もっと鮮やかに、
          もっと眩しく目前に広がりました。

          写真ではなく
          今この地に自分がいることを実感したくて
          丘の光を浴びながら、
          両手を広げて深呼吸。
          海風の中の
          ほのかな島の香りを楽しみました。




          この絶景は、
          やいまの神様が、
          最後に用意してくれたプレゼント。

          風も光も海の青さの輝きも、
          また新しい宝物となりました。

          それを、
          ちゃんと心にしまえたことを確かめて、
          石垣ブルーを振り返り、
          海風にそっと背中を押されながら、
          光の丘を後にしました。



JUGEMテーマ:旅行


| 石垣島 | 15:29 | comments(14) | trackbacks(2) |
最後の夜


          宴は佳境を迎えました。

          黒島、民宿「みやき荘」。
          島の話、旅の話を酒の肴に、
          シマ酒を酌み交わしながらのゆんたくに、
          身も心も酔いました。
          
          ここに集まった面々が、
          この夜を心底楽しんでいることを、
          皆の笑顔に確信したころ、
          ふいに響いた絃の音、
          三線を構えたその姿に、
          皆、拍手とさらなる笑顔を送りました。

          その音色は、
          彼の唄声は、
          誰をも魅了し、惹きつけました。

          軽やかに響く三線の音に、
          いつしか手拍子が広がります。



          もう、誰しも
          座ってはいられません。

          見よう見まねのカチャーシで、
          誰もが最高の笑顔となりました。




          最後の夜を味わいに、
          夜風を求めて外に出れば、
          いつもの
          素顔の島の夜がありました。

          心地良い島風が、
          シマ酒とカチャーシで火照った体を
          そっと癒してくれました。



          やわらかな街灯に照らされた夜道が、
          シャコ貝に飾られた石垣の塀が、
          こぼれ出てくる三線の音色が、
          白砂が混ざったアスファルトの道まで、
          目に映るすべてが、
          さりげない島の風情を醸し出す、
          夜の黒島に魅せられました。


          明日、この島を、
          八重山を離れることが、
          信じられない、

          黒島、最後の夜でした。





| 黒島 | 07:58 | comments(37) | trackbacks(0) |
いちゃりばちょーでー



          狭いプズマリのいただきに、
          夕陽を浴びる男が3人。


          石垣のシュノーケルをキャンセルし、
          黒島の時間に浸りながらも、
          夕方の船の時間を気にしながら、
          改めて腰を据えて、
          うんどうやで飲み始めた午後、
          2組のカップルが来店しました。

          そばを食べつつ、
          談笑していた4人の横で、
          こちらのテーブルでは
          いつの間にかゆんたくが花盛り。
          誰ともなく三線を取り出し弾きはじめると、
          4人の会話が止まりました。

          曲が終ると控えめに拍手。
          もう一曲終ればまた拍手。
          聞けば、
          4人は島々で巡り会った一人旅の集合体。
          福岡から、本島、石垣、
          明日は宮古と波照間に別れるとか。
          そして、今日は石垣島の最終日、
          日帰りで黒島に渡ったとのことでした。

          日帰りなのに、竹富でも小浜島でもなく、
          黒島を選んでくれたことが嬉しくて、
          請福の瓶とグラスを、彼らのテーブルに置きました。
          三線を奏でていた彼は、カップルに三線を渡しました。

          いちゃりばちょーでーの雰囲気が店を包み、
          そこからは午後2時の昼の閉店時間を無視した、
          ロングランのゆんたくとなりました。

          「日帰りで黒島。エライ!」
          「この旅、一週間くらい経ちましたけど、
           三線、初めて聴きました。」
          「黒島、初めてなんですけど、いいですね。」
          「1泊でも泊まれば、もっと好きになるはず!」

          そして、ゆんたくムードにほだされて
          「まぁ、今日だって宿とか予約してないし・・・」
          と言ったが最後、
          店内みんなで拍手喝さい。
          「じゃぁ泊まってけ」のオンパレード。
          うんどうやの彼は早速、宿の手配です。

          でも、カップル2組なのに、
          彼は、なぜか3つの素泊まり部屋を確保。

          「やつらを誘惑しといて・・・、
           もう今日は帰れねぇな。」 とニヤリ。

          いつの間にか私たちまで、
          さっき別れを告げて来たばかりの、
          「みやき荘」に連泊することとなりました。

          外で思い切り深呼吸。
          そして今夜、石垣で泊まるはずだった
          「民宿マエザト」に電話をすれば、
          奥さんが電話口で
          「みんな楽しみにしてたさぁ」と残念そうな声。
          体が一つしかないことを恨みつつ、
          明日、立ち寄ることを伝え、切りました。

          そうと決まれば、
          あとは島の時間に浸りまくり。
          飲んで唄ってまた飲んで・・・。
          延々とゆんたくは続きました。

          島の話で盛り上がり、
          陽も傾いて、酒の酔いも消え始めた頃、
          「黒島サンセットツアー行くか!」

          店の軽トラを借りて西回りで出発です。



          彼らなら、
          きっと喜んでくれるはずと願いつつ、
          静かな
          黒島のサンセットを見せたくて、
          プズマリに登り、西表に沈む夕陽を浴び、
          空が深く色付く頃、
          保慶海岸から西の浜へ周りました。

          彼らのおかげで、
          朝、島に別れを告げに巡った場所を、
          もう一度、時間を気にせず周れました。


          旅から戻って数日後、
          彼らから嬉しい便りが届きました。

          福岡に戻った彼女から、
          「おかげで離島めぐりの9日間で
           黒島が一番思い出深いです」と。

          旅の途中、まだ波照間の彼らから、
          「『うんどうや』で声を掛けていただいて、
           有難うございました。
           僕たちにとって黒島が一番印象深いです。」・・・と。


          ありがとう。
          君たちのお陰で、
          とても楽しい島旅となりました。
          この島旅は、
          とても想い出深いものとなりました。






          本当にありがとう。

          またいつか、必ずやいまで会いましょう。



| 黒島 | 11:43 | comments(38) | trackbacks(0) |
ひえじうたき



          お疲れのご様子でした。


          石垣の予定をドタキャンして始まった、
          黒島、うんどうやでのゆんたくが
          延々と続きそうな嬉しい午後、

          自分がまだ黒島にいることを実感したくて、
          照りつける島の陽射しを浴びたくて、
          見慣れたはずの島風景を見に
          店の外へ出てみました。


          すると、
          真夏の重労働に疲れたおじぃ二人が、
          豪快におひるね中。





          ここは店の目の前、
          比江地御嶽の吾妻屋の中。

          旧暦の8月、
          東筋集落の結願祭が行われる場所は、
          島の神々を祭る、
          神聖な御嶽(うたき)の吾妻屋は、
          暑い陽射しをさえぎり、
          島風が吹き抜ける、
          島んちゅのオアシスとなっていました。

          こまかいことは気にしない、
          この島の
          のどかな気質が微笑ましくて、
          午前中からの
          泡盛が体の中で心地良くて、
          おじぃのいびきを聞きながら、
          空いたベンチでひとやすみ。






          にぎやかな笑い声が漏れて来る、
          うんどうやに戻る前、
          仲本に続く一本道を撮りました。



          あと、船の時間まで3時間。

          まっすぐ続く道の上、
          どこまでも晴れ渡る、
          青いやいまの空の下、
          ゆったりと流れるのどかな時と、
          大好きな島のそよ風につつまれながら、
          皆の笑顔が、また懐かしくなり、

          すぐそこにある店に入れば、
          会いたい皆がそこにいる、
          その瞬間を味わいたくて、

          三線の音が漏れ聞こえる、

          お店の扉を開けました。




| 黒島 | 10:26 | comments(20) | trackbacks(0) |
最後の浜


          黒島、保慶海岸の「仔牛岩」。

          彼に会いに行きました。

          地元では「ノッチ」、
          または「きのこ岩」「のこぎり岩」と呼ばれる彼。
          でも、ここは牛の島、黒島。
          この岩が、
          水遊びをしたあと、陸に戻ろうとする仔牛に見え、
          勝手に付けた名前が「仔牛岩」。

          波に侵食されて、嵐に洗われ、
          形を変えていくこの岩に、
          自然の厳しさと、永い時の流れを感じつつ、
          今の時間に追われる自分に苦笑して、
          仔牛に別れを告げました。



          最後に向かった「西の浜」。
          夕陽が美しく、
          またウミガメの産卵の場所としても知られるこの浜に、
          来たのはなぜかこれが初めて。
 
          目の前には西表の山々が悠然とそびえ、
          黒島港に入る高速船の音が聞こえる西の浜。

          
          汗をかきかき付いた浜辺で、
          この旅はじめて、
          雲が作る優しい日陰に入りました。




          海と船と西表を見ながら、
          陽射しが戻るのを待ち、
          海にせり出した岩の上、
          静かな時間を過ごしていると、
          ブロガーさんからのコメントが、
          ポケットの携帯に転送されて届きました。

          一番大好きな島で読む、
          島を愛する人の言葉に、
          癒され、心なごみました。


          ふと気付くと午前9時前。

          浜で遊ぶヤドカリたちに別れを告げ、
          やいまの海に別れを告げ、
          浜を離れ、草原の道を急ぎました。

          大好きな島を去る覚悟を決め、
          牧草の香りをいっぱいいっぱい吸い込みながら、
          まぶしい島の陽射しの下、
          草原の道を、走りました。



| 黒島 | 06:49 | comments(36) | trackbacks(0) |
やいまの窓


           「そっちは道が悪いさぁ!」

           宮里、黒島研究所あたり。
           軽トラのおじぃに止められました。
           人懐っこい、しわくちゃな笑顔で言いました。
           「港に行くなら手前の角を曲がらんと」

           「ありがとうございます!」
           その軽トラが見えなくなるまで見送って、
           そのまま真っ直ぐ進みました。

           誰もいない、
           牧草と珊瑚の石灰岩の石垣が描く道を、
           照りつけるやいまの朝陽に包まれて、
           あの窓を目指し、
           汗もぬぐわず進みました。

           保慶海岸を過ぎればもう少し。

           島の暑さと、
           ガタゴト道を楽しみながら、
           雑木林の切れ間を探して走りました。



           ありました。

           やいまの陽射しも届かない、
           うっそうと茂ったアダンの林の中、
           遠くパナリを望む、
           やいまの窓。




           地図にも無い宝物。
           少しいびつな、やいまの窓。

           リーフの白波が、青い絵の具を使い分け、
           やいまの海が、
           どこまでも静かに広がっていました。

           窓から吹き込む海風が、
           湿ったTシャツをはためかせ、
           ひたいの汗を乾かしました。

           彼方から届く海の声を聞きながら、
           心に、目にもからだにも、
           やいまの青を焼き付けました。



           いつまでもここに、
           この島にいたい気持ちをなだめ抑えて、
           自転車のスタンドを外しました。

           サドルの熱さに夏の島を感じて、
           誰もいない道を進みました。

           キーコーキーコー シャカシャカキーコー

           軽トラのおじぃの笑顔を思い出し、
           黒島の荒れ道を走りました。



| 黒島 | 00:28 | comments(36) | trackbacks(0) |
島風


          プズマリに登りました。

          琉球王朝の時代、
          この島の民が見た、同じ海を見たくて、
          プズマリに登りました。
          700年の時の流れを感じたくて、
          黒島の遠見台に登りました。

          珊瑚石灰岩の刺刺しい岩肌を、
          島ぞーりの裏に感じながら登りました。

          冬の朝、宿のおばぁがアオサを摘む
          宮里海岸の先、
          爽やかな空のもと、
          やいまの海が広がりました。


          遠い昔、沖を進む船を見つけると、
          各離島にある遠見台に、
          煙を炊いて知らせたというプズマリは、
          今や、平らな黒島の展望台。

          はかなさを感じるほどの、
          永い時の流れを感じて、
          島風に包まれながらたたずみました。



          振り向くと、
          草原の先に、遠く霞む石垣島が見えました。

          今日の昼前、
          あの島に戻らねばならない寂しさを振り払い、 
          プズマリを離れました。

          この島を離れるまでの、
          わずかな時間を惜しむように、
          まぶしい、やいまの陽射しの中、
          ひとり、あの場所へ走りました。

          「何も無い島」の大切な場所へ。

          シャカシャカキーコー
          シャカシャカキーコー

          少しハンドルが曲がった自転車で
          朝の島風を切って、
          急ぎました。



| 黒島 | 00:12 | comments(36) | trackbacks(0) |
CLUB がじゅまる


            黒島、午前1時。

            宴は続きました。
            ひとり、またひとりと部屋に戻っても、
            漆黒の闇の中、
            浮き球の灯りの下、
            みやき荘の大きなガジュマルの木の下、
            ゆんたくは延々と続きました。

            酒の肴は島の話。
            それが何よりのご馳走でした。

            空の一升瓶に囲まれたテーブルで、
            いつまでもいつまでも話はつきません。



            「CLUB がじゅまる」
            この島、この宿、この木の下で、
            過ごせる夜を惜しむように、
            ゆんたくは延々と続きました。
            島の夜に笑い声が溶け込みました。

            星空が広がる宿の屋上で
            うたた寝していると、
            三線の心地良い音色と、
            賑やかな手拍子で目が覚めました。

            午前2時。
            第二部が始まりました。
            

| 黒島 | 09:00 | comments(28) | trackbacks(0) |